J: 電話とファクスとコンピュータ モデムと留守番電話
を一緒に利用する
同じ電話番号で電話とファクスを一緒に受け、この電話回線にコンピ
ュータ
モデムと留守番電話も接続する場合は、次のように HP デバイ
スをセットアップします。
デバイスのファックス機能のセットアップ
131
注記 コンピュータ
ダイヤルアップ モデムが電話回線を HP デバイ
スと共有しているので、モデムと
HP デバイスの両方を同時に使用
することができません。
たとえば、コンピュータのダイヤルアッ
プ
モデムを使用して電子メールを送信したりインターネットにアク
セスしたりしている最中に、
HP デバイスのファクス機能を使用す
ることはできません。
• 電話とファクスとコンピュータ ダイヤルアップ モデムと留守番電
話を一緒に利用する
• 電話とファクスとコンピュータ DSL/ADSL モデムと留守番電話を
一緒に利用する
電話とファクスとコンピュータ
ダイヤルアップ モデムと留守番
電話を一緒に利用する
コンピュータの電話ポートの数により、コンピュータに
HP デバイス
を設定する方法は
2 種類あります。 はじめる前に、コンピュータの電
話ポートが
1 つか 2 つかを確認してください。
• コンピュータに電話ポートが 1 つしかない場合、以下に示すように
パラレル
スプリッターを購入する必要があります (パラレル スプリ
ッターは前面に
RJ-11 ポートが 1 つ、背面に RJ-11 ポートが 2 つ
あります。
前面に 2 つの RJ-11 ポート、背面にプラグがある 2 線
式の電話スプリッター、シリアル
スプリッター、またはパラレル
スプリッターは使用しないでください
)。
図
7-10 パラレル スプリッターの例
第
7 章
132
構成と管理
• コンピュータの電話ポートが 1 つの場合は、次の手順に従ってデバ
イスをセットアップします。
図
7-11 デバイス背面図
1
壁側のモジュラージャック
2
パラレル
スプリッターに接続している電話コード
3
パラレル
スプリッター
4
電話機
(オプション)
5
留守番電話
6
モデム搭載コンピュータ
7
"1-LINE" ポートに接続したデバイス付属の電話コ
ードを使用する
電話ポートが
1 つあるコンピュータと同じ電話回線上にデバイスをセ
ットアップするには
1
.
HP デバイスの背面の2-EXTと書かれているポートから白いプ
ラグを抜き取ります。
2
.
コンピュータ
(コンピュータのダイヤルアップ モデム) の背面
と壁側のモジュラージャック間をつなぐ電話コードを見つけ
ます。そのコードを壁側のモジュラー
ジャックから抜き、デ
バイスの背面の
2-EXT と書かれているポートに差し込みま
す。
デバイスのファックス機能のセットアップ
133
3
.
留守番電話のコードを壁側モジュラー
ジャックから抜き、デ
バイスの背面の
2-EXT と書かれているポートに差し込みま
す。
注記 デバイスに留守番電話を直接接続していないと、送
信側ファクスからのファクス
トーンが留守番電話に記録さ
れてしまい、デバイスでファクスを受信できないことがあ
ります。
4
.
HP デバイスに付属の電話コードの一方の端を壁側のモジュラ
ー
ジャックに、もう一方の端をデバイスの背面の1-LINEと書
かれているポートに接続します。
注記 付属のコードで壁側のモジュラー
ジャックとデバイ
スを接続しないと、ファクス機能が正常に動作しない場合
があります。この専用電話コードは、自宅やオフィスで使
用している電話コードとは異なります。
5
.
(オプション) 留守番電話に電話が内蔵されていない場合は、
必要に応じて留守番電話の背面にある
"OUT" ポートに電話を
つなぐこともできます。
注記 留守番電話が外部の電話に接続できない場合は、留
守番電話と電話の両方をデバイスに接続するためにパラレ
ル
スプリッター (カプラーとも呼ぶ) を購入して使用しま
す。これらの接続には、標準の電話コードを使用できま
す。
6
.
モデムのソフトウェアで、ファクスをコンピュータに自動受
信するよう設定している場合は、その設定を解除してくださ
い。
注記 モデムのソフトウェアで自動ファクス受信の設定を
解除しないと、デバイスでファクスを受信できなくなりま
す。
7
.
自動応答
の設定をオンにします。
8
.
少ない呼び出し回数で応答するように留守番電話を設定しま
す。
第
7 章
134
構成と管理
9
.
HP デバイスの[応答呼出し回数]設定を変更し、呼び出し回数
をサポートしている最大数に設定します
(呼び出しの最大回数
は、国
/地域によって異なります)。
10
.
ファクス
テストを実行します。
注記
2 つの電話ポートを持つコンピュータを使用している
場合は、パラレル
スプリッターは必要ありません。 留守
番電話をコンピュータ背面の“
OUT”ポートに差し込むこ
とができます。
電話が鳴ると、設定済みの呼び出し回数後に留守番電話が応答し、録
音しておいた応答メッセージが再生されます。この間、デバイスは呼
び出し音を監視し、ファクス
トーンを待機しています。ファクス受信
トーンを検出すると、デバイスはファクス受信トーンを発信し、ファ
クスを受信します。ファクス
トーンが検出されないと、デバイスは回
線の監視を中止し、留守番電話は音声メッセージを録音できます。
電話とファクスとコンピュータ
DSL/ADSL モデムと留守番電話
を一緒に利用する
1
壁側のモジュラージャック
2
パラレル
スプリッター
3
DSL/ADSL フィルタ
4
デバイス背面の
1-LINE ポートに接続されているデ
バイス付属の電話コード
デバイスのファックス機能のセットアップ
135
5
DSL/ADSL モデム
6
コンピュータ
7
留守番電話
8
電話機
(オプション)
注記 パラレル
スプリッターを購入する必要があります。 パラレ
ル
スプリッターは前面に RJ-11 ポートが 1 つ、背面に RJ-11 ポー
トが
2 つあります。 前面に 2 つの RJ-11 ポート、背面にプラグが
ある
2 線式の電話スプリッター、シリアル スプリッター、または
パラレル
スプリッターは使用しないでください。
コンピュータの
DSL/ADSL モデムの環境でデバイスをセットアップす
るには
1
.
DSL/ADSL フィルタは、DSL/ADSL プロバイダから入手して
ください。
注記
DSL/ADSL サービスと同じ電話番号を共有している
自宅やオフィスの他の場所にある電話は、追加の
DSL/
ADSL フィルタに接続する必要があります。そうしない
と、電話をかけたときにノイズが発生します。
2
.
デバイスに付属の電話コードの一方の端を
DSL/ADSL フィル
タに、もう一方の端をデバイス背面の
1-LINE というラベルの
付いたポートに接続します。
注記 付属のコードで
DSL/ADSL フィルタとデバイスを接
続しないと、ファクス機能が正常に動作しない場合があり
ます。この専用電話コードは、自宅やオフィスで使用して
いる電話コードとは異なります。
3
.
DSL/ADSL フィルタをスプリッターに接続します。
第
7 章
(続き)
136
構成と管理
4
.
留守番電話のコードを壁側モジュラー
ジャックから抜き、デ
バイス背面の
2-EXT というラベルの付いたポートに差し込み
ます。
注記 デバイスに留守番電話を直接接続していないと、送
信側ファクスからのファクス
トーンが留守番電話に記録さ
れてしまい、デバイスでファクスを受信できないことがあ
ります。
5
.
DSL モデムをパラレル スプリッターに接続します。
6
.
パラレル
スプリッターを壁側のモジュラー ジャックに接続し
ます。
7
.
少ない呼び出し回数で応答するように留守番電話を設定しま
す。
8
.
デバイスの
[応答呼出し回数] 設定を変更し、呼び出し回数を
サポートされている最大数に設定します。
注記 呼び出しの最大回数は、国
/地域によって異なりま
す。
9
.
ファクス
テストを実行します。
電話が鳴ると、設定した回数だけ呼び出し音が鳴った後にアンサーフ
ォンが応答し、録音されている応答メッセージを再生します。
この
間、デバイスは呼び出し音を監視し、ファクス
トーンを待機していま
す。
ファクス着信トーンを検出すると、デバイスはファクス受信トー
ンを発信し、ファクスを受信します。ファクス
トーンが検出されない
と、デバイスは回線の監視を中止し、留守番電話が音声メッセージを
録音できるようになります。
同じ電話回線を電話とファクスに使用しており、コンピュータの
DSL
モデムがある場合は、次の手順に従ってファクスをセットアップしま
す。
ケース