H: 電話とファクスとコンピュータ モデムを一緒に利用
する
同じ電話番号で電話とファクスを一緒に受け、この電話回線にコンピ
ュータ
モデムも接続する場合は、次のようにデバイスをセットアップ
します。
注記 コンピュータ
モデムが電話回線をデバイスと共有しているの
で、モデムとデバイスの両方を同時に使用することはできません。
たとえば、コンピュータ
モデムを使用して電子メールを送信したり
インターネットにアクセスしたりしている最中に、デバイスのファ
クス機能を使用することはできません。
• 電話とファクスとコンピュータ ダイヤルアップ モデムを一緒に利
用する
• 電話とファクスとコンピュータの DSL/ADSL モデムを一緒に利用
する
第
7 章
124
構成と管理
電話とファクスとコンピュータ
ダイヤルアップ モデムを一緒に
利用する
電話回線をファクスと電話の両方に使用する場合は、次の手順に従っ
てファクスをセットアップします。
コンピュータの電話ポートの数により、コンピュータにデバイスをセ
ットアップする方法は
2 種類あります。 はじめる前に、コンピュータ
の電話ポートが
1 つか 2 つかを確認してください。
• コンピュータに 1 つの電話ポートしかない場合、以下に示すように
パラレル
スプリッター (カプラーとも呼びます) を購入する必要が
あります
(パラレル スプリッターは前面に RJ-11 ポートが 1 つ、背
面に
RJ-11 ポートが 2 つあります。 前面に 2 つの RJ-11 ポート、
背面にプラグがある
2 線式の電話スプリッター、シリアル スプリ
ッター、またはパラレル
スプリッターは使用しないでください。)
図
7-7 パラレル スプリッターの例
• コンピュータの電話ポートが 1 つある場合は、次の手順に従ってデ
バイスをセットアップします。
図
7-8 デバイス背面図
1
壁側のモジュラージャック
2
デバイス背面の
1-LINE ポートに差し込まれている
デバイス付属の電話コード
デバイスのファックス機能のセットアップ
125
3
パラレル
スプリッター
4
コンピュータ
5
電話
電話ポートが
1 つあるコンピュータと同じ電話回線上にデバイスをセ
ットアップするには
1
.
デバイスの背面の
2-EXT と書かれているポートから白いプラ
グを抜き取ります。
2
.
コンピュータ
(コンピュータのダイヤルアップ モデム) の背面
と壁側のモジュラージャック間をつなぐ電話コードを見つけ
ます。
コードを壁側のモジュラー ジャックから切断し、パラ
レル
スプリッターに差し込みます。
3
.
パラレル
スプリッターの電話コードを、デバイス背面の 2-
EXT というラベルの付いたポートに接続します。
4
.
電話をパラレル
スプリッターに接続します。
5
.
デバイスに付属の電話コードの一方の端を壁側のモジュラー
ジャックに、もう一方の端をデバイスの背面の
1-LINE と書か
れているポートに接続します。
注記 付属のコードで壁側のモジュラー
ジャックとデバイ
スを接続しないと、ファクス機能が正常に動作しない場合
があります。この専用電話コードは、自宅やオフィスで使
用している電話コードとは異なります。
6
.
モデムのソフトウェアで、ファクスをコンピュータに自動受
信するよう設定している場合は、その設定を解除してくださ
い。
注記 モデムのソフトウェアで自動ファクス受信の設定を
解除しないと、
HP デバイスでファクスを受信できなくな
ります。
第
7 章
126
構成と管理
7
.
ここで、デバイスでのファクス呼び出し音の応答方法を、自
動または手動に決めます。
•
着信に
[自動] で応答する設定の場合は、デバイスがすべて
の着信に応答し、ファクスを受信します。この場合、デバ
イスではファクスと電話を区別できません。着信が電話で
あると思われる場合、デバイスが着信に応答する前に自分
で応答する必要があります。デバイスで着信を自動的に受
信するには、自動応答
設定をオンにします。
•
ファクスを
[手動] で受信する設定の場合は、ファクス受信
に直接応答しなければ、デバイスでファクスを受信できま
せん。手動で着信に応答するようにデバイスを設定するに
は、自動応答
をオフにします。
8
.
ファクス
テストを実行します。
注記 コンピュータの背面に電話ポートが
2 つある場合には、パラ
レル
スプリッターを使用する必要はありません。 電話はコンピュ
ータのダイヤルアップ
モデムの“OUT”ポートに差し込むことが
できます。
デバイスが着信に応答する前に受話器を取って、送信側ファクス機か
らのファクス
トーンが聞こえた場合は、手動でファクスに応答しま
す。
電話回線を電話、ファクス、およびコンピュータのダイヤルアップ
モ
デムに使用する場合は、次の手順に従ってファクスをセットアップし
ます。
デバイスのファックス機能のセットアップ
127
電話とファクスとコンピュータの
DSL/ADSL モデムを一緒に利
用する
コンピュータに
DSL/ADSL モデムがある場合は、次の手順に従いま
す。
1
壁側のモジュラージャック
2
パラレル
スプリッター
3
DSL/ADSL フィルタ
4
デバイスに付属の電話コード
5
DSL/ADSL モデム
6
コンピュータ
7
電話
注記 パラレル
スプリッターを購入する必要があります。 パラレ
ル
スプリッターは前面に RJ-11 ポートが 1 つ、背面に RJ-11 ポー
トが
2 つあります。 前面に 2 つの RJ-11 ポート、背面にプラグが
ある
2 線式の電話スプリッター、シリアル スプリッター、または
パラレル
スプリッターは使用しないでください。
第
7 章
128
構成と管理
コンピュータの
DSL/ADSL モデムの環境でデバイスをセットアップす
るには
1
.
DSL フィルタは、DSL プロバイダから入手してください。
注記
DSL サービスと同じ電話番号を共有している自宅や
オフィスの他の場所にある電話は、追加の
DSL フィルタに
接続する必要があります。そうしないと、電話をかけたと
きにノイズが発生します。
2
.
デバイスに付属の電話コードの一方の端を
DSL フィルタに、
もう一方の端をデバイス背面の
1-LINE というラベルの付いた
ポートに接続します。
注記 付属のコードで
DSL フィルタとデバイスを接続しな
いと、ファクス機能が正常に動作しない場合があります。
この専用電話コードは、自宅やオフィスで使用している電
話コードとは異なります。
3
.
パラレル方式の電話システムを使用している場合、デバイス
の背面の
2-EXT と書かれているポートから白いプラグを抜き
取り、このポートに電話を接続します。
4
.
DSL フィルタをパラレル スプリッターに接続します。
5
.
DSL モデムをパラレル スプリッターに接続します。
6
.
パラレル
スプリッターを壁側のモジュラー ジャックに接続し
ます。
7
.
ファクス
テストを実行します。
電話が鳴ると、
[応答呼出し回数] で設定した数だけ呼び出し音が鳴っ
た後にデバイスが自動応答します。デバイスは、ファクス受信トーン
を送信側ファクスに対して発信し、ファクスを受信します。
デバイスのファックス機能のセットアップ
129
ケース